Search

サンフランシスコ市、歴史的建造物をホームレスシェルターに転用 - Business Insider Japan

市のランドマークをホームレスシェルターに。パレス・オブ・ファイン・アーツ

鳥が飛び交う、カリフォルニア州サンフランシスコの「パレス・オブ・ファイン・アーツ」。2005年3月25日撮影。

Justin Sullivan/Getty Images

  • サンフランシスコの「パレス・オブ・ファイン・アーツ」が、新型コロナウイルス感染症対策で、臨時のホームレスシェルターになる。
  • 既存のシェルターに住んでいる最大162人がこれらの避難所の部屋から移り住み、より良い社会的距離を保つ。
  • この歴史的建造物を使うことは、新型コロナウイルス拡大の中で、仮設住居や治療施設を設置するという市の任務の一環だ。

サンフランシスコを代表する観光スポット「パレス・オブ・ファイン・アーツ」は、新型コロナウイルス感染が拡大する中、臨時のホームレスシェルターとして使われることになった。

この建物は、パナマ太平洋万国博覧会のために、1915年に市内のマリーナ地区に建設された。市の監査官を務めるキャサリン・ステファニー(Catherine Stefani)氏のSNSへの投稿によると、市が設置した既存のシェルターで生活する人々のうち、最大で162人が、ここに引っ越すことになる。

ステファニー氏の投稿によると、建物に入る際は全員がCOVID-19の検査を受け、厳しい外出制限を行う。4月11日ごろには引っ越しが開始されると、サンフランシスコ・クロニクル(San Francisco Chronicle)は報じた

「パレス・オブ・ファイン・アーツ」に人を移すことで、既存のシェルターで社会的、物理的な距離をとる空間が生まれる。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の最新のガイドラインでは、社会的距離がとれない限り、ホームレスを仮設シェルターへ移動させないことを推奨している。つまり、サンフランシスコのホテルや学校などの施設に作られた臨時シェルターは、十分な社会的距離をとれる限り、ホームレスの人を助ける選択肢となる

サンフランシスコのランドマークとなる建物を緊急の住居として使うことは、新型コロナウイルス対策のための仮設住居や治療施設を確保するという市内全域で行われている取り組みの一環だ。特に、医療従事者や救急隊員、ホームレスシェルターや支援住宅に暮らす人々が自己隔離するための住居を優先的に確保することが目的となっている。

市内の大型会議場であるモスコーニ・センターも、既存のシェルターの過密を緩和するために、緊急のホームレスシェルターとなっている。同センターでは、最大400人が暮らすことができる。さらに、ソーマ地区にあるベイクラブ・サンフランシスコ・テニスの豪華施設は、最終的に取り壊されてピンタレスト(Pinterest)のオフィスになる予定だが、ここも臨時シェルターとして利用されている。

サンフランシスコ市はまた、緊急住宅の手段として市内の何千ものホテルの空室にも目を向けている。旅行・観光業界はコロナウイルスの大流行のさなかに打撃を受け、ホテルの部屋は空っぽだ。

[原文:San Francisco's landmark Palace of Fine Arts is being converted to a makeshift homeless shelter for up to 162 people to help fight the coronavirus spread

(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)

Let's block ads! (Why?)



"シェルター" - Google ニュース
April 13, 2020 at 01:35PM
https://ift.tt/3a6gkqS

サンフランシスコ市、歴史的建造物をホームレスシェルターに転用 - Business Insider Japan
"シェルター" - Google ニュース
https://ift.tt/2wnPLzw
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "サンフランシスコ市、歴史的建造物をホームレスシェルターに転用 - Business Insider Japan"

Post a Comment

Powered by Blogger.