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ペット先進国はドコの国?しゃべる猫を飼う医学博士に聞いてみた - まぐまぐニュース!

しゃべる猫「しおちゃん」の飼い主で、米国在住の医学博士しんコロさんの元に、「世界の中で、ペットに関して進んでいる国はどこですか?」という質問が届きました。しんコロさんは、自身のメルマガ『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』の中で、なかなか難しい質問だとしながらも、アメリカと日本を事例にして真摯に回答しています。

「ペットに関して進んでいる国」はどこ?

Question

shitumon

しんコロさんの思う「ペットに関して進んでいる国」はどこですか?

しんコロさんの回答

なかなか難しい質問で、直接の答えは出せないのですが、西欧のペット事情について感じることを書きたいと思います。

僕はしおちゃんと出会う以前は猫の保護活動に積極的に参加していたわけではなかったのですが、しおちゃんと出会ってシェルターのシステムを学ぶ機会がありました。

シアトル時代もペットショップを見かけたことはなかったし、ねこ飼いの知人たちも皆シェルターからの保護でした。しおちゃんの出会いのきっかけをくれたシェルターに感謝の気持ちもあり、またどういう経緯でしおちゃんがシェルターにやって来たのか興味もあり、シェルターを訪れてインタビューしたりドキュメンタリーを撮影したりもしました。

そんな中で、アメリカはシェルターのシステムがうまく動いていることを知りました。「ペットに関して進んでいる国」がどこか、細かな比較は最近は特にしていませんが、西欧諸国はペットや動物に対する人道的な扱いに関してかなり敏感だという印象があります。「動物は人間が管理する」という意識がかなり強いのです。そのため、シェルターを通した保護にも積極的ですし、殺処分をしない保護に対しても前向きです。

一方で、苦しんでいる動物を出さないという目的なのか、安楽死に対してもかなり積極的です。そこが日本人とは感覚がかなり違うように思います。

日本人の僕たちは「チャンスがあるなら生きて欲しい」と思う一方で、アメリカ人は「苦しませてはいけない」という意識の方が強いように感じます。生き物の生死に対してアメリカ人はかなり制御を取ると同時に、責任も取る部分があります。

一方で、それゆえにシビアな判断をさっくりとすることもあります。動物愛護においてそういった「責任を持つがシビア」な姿勢と、日本的な「判断は自然に委ねる」姿勢のバランスがうまくとれている国があるのか、僕も興味深いです。

image by: Shutterstock.com

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October 04, 2020 at 10:52AM
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