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売上高56%増の198億ユーロ 2021年第2四半期業績 BASF - 農業協同組合新聞

ドイツのBASF本社は、2021年第2四半期の業績を発表した。売上高は56%増の198億ユーロ、特別項目控除前営業利益は大幅増の24億ユーロ、営業活動によるキャッシュフローは、前年同期比2億95百万ユーロ増の25億ユーロ。また、2021年売上高の見通しを740億から770億ユーロに、特別項目控除前営業利益の見通しを70億から75億ユーロに上方修正した。

売上高は、前年同期比56%増の198億ユーロで、すべての事業セグメントで販売価格が上昇し、販売量が増加したことが要因。価格水準の上昇はサーフェステクノロジー事業セグメント、ケミカル事業セグメント、 マテリアル事業セグメントで顕著で、販売量は主にサーフェステクノロジー事業 セグメント、マテリアル事業セグメント、インダストリアル・ソリューション事業セグメントで増加した。一方、為替のマイナス効果がこれらのプラス効果を一部相殺した。

2021年第2四半期の特別項目控除前営業利益は、新型コロナウイルス感染拡大前の水準である2019年第2四半期の10億ユーロを大幅に上回り、前年同期比で20億ユーロ以上増の24億ユーロに達した。これは主に、ケミカル、マテリアル両事業セグメントの特別項目控除前営業利益が大幅に増加したことによる。また、サーフェステクノロジー事業セグメントおよびインダストリアル・ソリューション事業セグメントでも大幅増益となった。対照的に、「その他」に分類される事業、ニュートリション&ケア事業セグメント、アグロソリューション事業セグメントの特別項目控除前営業利益は大幅に減少した。

営業利益(EBIT)は、前年同期の59百万ユーロから23億ユーロに増加。減価償却費と特別項目控除前営業利益(特別項目控除前EBITDA)は、前年同期比20億ユーロ増の32億ユーロとなった。EBITDAは21億ユーロ増の32億ユーロ。

同社のブルーダー・ミュラー会長は「販売価格の上昇と販売量の増加により、川上分野の事業で大幅増益となったため、全体としても大幅増益につながった。川下分野の事業においても高い需要によって、販売量の増加と販売価格の上昇を実現している」と説明している。

部門別で、アグロソリューション事業セグメントの売上高は、前年同期の水準を大幅に上回り、20億ユーロ。これは主に、すべての地域で販売量が大幅に増加したことに加え、販売価格が上昇したことが要因。為替のマイナス影響が、特に南米および北米で重しとなり、売上の伸びが鈍化した。一方、売上高の増加にもかかわらず、特別項目控除前営業利益は75百万ユーロと、前年同期の水準を大幅に下回った。これは主に、為替のマイナス効果と、固定費の増加によるもの。

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