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米国株式市場=S&P最高値、小売売上高の堅調を好感 - ロイター

[27日 ロイター] - 米国株式市場は、S&P総合500種が過去最高値で終了し、4日続伸となった。堅調な米小売売上高関連データが発表されて米経済への楽観が強まり、新型コロナウイルスのオミクロン変異株対策の渡航規制を巡る懸念が緩和された。

 米国株式市場は12月27日、S&P総合500種が過去最高値で終了し、4日続伸となった。2019年9月撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)

米クレジットカード大手・マスターカードが26日に発表した11月1日─12月24日の利用状況によると、今年の米年末商戦の小売売上高は前年比8.5%増加した。電子商取引(EC)の急増がけん引した。

一方、旅行関連株は下落。オミクロン株の感染拡大する中、米航空会社は先週末のクリスマス休暇に続き、27日も約800便を欠航にした。

S&P1500航空株指数は0.57%下落。米クルーズ運航会社ノルウェージャン・クルーズ・ライン・ホールディングス、ロイヤル・カリビアン、カーニバルは、2.55%、 1.35%、1.18%、それぞれ下落し、S&P総合500種構成銘柄の中で下げが特に目立った。

ディファイアンスETFの最高投資責任者(CIO)、シルビア・ジャブロンスキー氏は「市場は興味深い状況にある。消費は堅調で、支出は前年比8%増加している。個人消費は米GDPの70%を占める」と指摘した上で「オミクロンはわれわれが引き続きコロナ禍にあることを思い起こさせる」と語った。

S&P500のセクター別の主要な11の株価指数は全て上昇し、エネルギー株とテクノロニー株が上げを主導した。

S&P総合500種は直近の上昇局面で4.9%上げ、4日間の上昇率は2020年11月上旬以来の大きさとなった。

ナスダックは、テスラやマイクロソフト、アップル、メタなどの大型株の上げが支援した。

米取引所の合算出来高は77億6000万株。直近20営業日の平均は117億4000万株。

ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.29対1の比率で上回った。ナスダックでも1.09対1で値上がり銘柄数が多かった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 36302.38 +351.82 +0.98 35954.48 36306.61 35954.48

前営業日終値 35950.56

ナスダック総合 15871.26 +217.89 +1.39 15696.83 15871.40 15696.83

前営業日終値 15653.37

S&P総合500種 4791.19 +65.40 +1.38 4733.99 4791.49 4733.99

前営業日終値 4725.79

ダウ輸送株20種 16388.69 +201.73 +1.25

ダウ公共株15種 960.82 +5.05 +0.53

フィラデルフィア半導体 4039.51 +107.12 +2.72

VIX指数 17.68 -0.28 -1.56

S&P一般消費財 1617.45 +13.35 +0.83

S&P素材 563.50 +8.18 +1.47

S&P工業 888.53 +9.23 +1.05

S&P主要消費財 793.22 +8.10 +1.03

S&P金融 652.70 +6.20 +0.96

S&P不動産 319.60 +6.40 +2.04

S&Pエネルギー 427.74 +9.37 +2.24

S&Pヘルスケア 1642.59 +17.02 +1.05

S&P通信サービス 272.06 +2.45 +0.91

S&P情報技術 3107.46 +66.34 +2.18

S&P公益事業 356.13 +1.76 +0.50

NYSE出来高 6.50億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 29035 + 385 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 28970 + 320 大阪比

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