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NY商品、原油が反発 中国需要の回復見込んだ買い 金も反発 - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=戸部実華】19日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3日ぶりに反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の6月物は前日比2.62ドル(2.4%)高の1バレル112.21ドルで取引を終えた。中国の経済活動の正常化で、原油需要が回復するとみた買いが優勢になった。

中国・上海市は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う都市封鎖を6月に解除する方針を示している。原油の輸入大国である中国の需要が拡大するとの見方が強い。一方、欧州連合(EU)がロシアへの追加制裁として同国産原油の禁輸で合意するとの観測があり、需給逼迫を織り込む買いが入った。

19日の外国為替市場でドルが主要通貨に対して売られ、ドル建てで取引される原油先物の割高感が薄れたことも買いを後押しした。前日に急落した米株式相場が19日は比較的落ち着いた動きとなり、株式と同様にリスク資産とされる原油先物の相場上昇を支えた面もあった。

ニューヨーク金先物相場は反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前日比25.3ドル(1.4%)高の1トロイオンス1841.2ドルで取引を終えた。ドル安を受け、ドルの代替投資先とされる金先物の買いが優勢となった。米長期金利の低下も、金利が付かない資産である金先物の投資妙味につながった。

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