[上海 29日 ロイター] - 米アップルは景気低迷で消費者が支出を抑える中国での需要減退に備えなければならない──。一部のアナリストは29日、こうした警告を発した。
同社は28日、大中華圏の四半期売上高が1%減少したと発表。新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(都市封鎖)の影響を受けた。
アップルは今週、中国の顧客向けにiPhoneやその他ハードウエアの割引を発表。アナリストによると、同社は高価なデバイスを提供する唯一の大手ブランドであるため、景気低迷の影響を比較的免れている。
しかし、IDCのアナリスト、ウィル・ウォン氏は、最初のロックダウンの後に中国でスマホ需要が急増した2020年後半とは異なり、スマホ販売は縮小する見込みだと指摘。「ロックダウンだけでなく、政府のテック業界取り締まりや不動産市場減速などの要因も消費者心理にマイナスの影響を及ぼしている」と述べた。
アップルは秋にiPhoneの新モデルを発売する予定だ。
ただ、カナリスのアナリスト、ニコル・ペン氏は秋の新機種販売が昨年の「iPhone13」を超えることはないだろうと指摘。「ハイエンドのスマホ販売は中国では底堅い傾向があるが、アップルは需要自体が弱まっていることを心配するかもしれない」と語った。
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