[メルボルン 26日 ロイター] - アジア時間の原油先物は、燃料需要改善の兆しを受けて反発。ただ、米ワイオミング州ジャクソンホールで開催されている経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)での米連邦準備理事会(FRB)議長講演を控えた様子見ムードで、上値は抑制されている。
0051GMT(日本時間午前9時51分)時点で、北海ブレント先物は0.46ドル(0.5%)高の1バレル=99.80ドル。米WTI原油先物は0.48ドル(0.5%)高の1バレル=93.00ドル。どちらも前日には約2ドル下落していた。
米国のインフレ抑制に向けた利上げペースに不透明感があるにもかかわらず、今週に入り原油需要を巡る懸念が緩和しており北海ブレントとWTIはともに週間で約3%上昇する見通しとなっている。
ANZリサーチのアナリストは26日のパウエルFRB議長講演を前に、一部の政策当局者発言を受けて景気見通しが不透明になっていると指摘。「それでも、強い需要の兆しが見られている」と述べ、交通量の増加を示すデータに言及した。
デジタル地図サービス大手トムトムが発表した最新の渋滞指数データによると、アジア太平洋、欧州、北米の交通量はいずれも8月24日までの週に大幅に増加したという。
ANZは百度のデータを引用し、中国でも渋滞が増えていると指摘した。
FRB議長講演を控えた警戒感に加え、イラン産原油の輸出が再開される可能性があることも市場の上値を圧迫している。
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