[シンガポール 28日 ロイター] - 中国の石油精製企業の幹部は28日、国内経済は第2・四半期の底入れから上向いており、新型コロナウイルス対策の規制緩和に伴い来年石油需要が増加するとの見方を示した。
栄盛石化の幹部はアジア太平洋石油会議(APPEC)で「中国では今年、数年ぶりに原油需要が減少している」と指摘した。
「ガソリンとジェット燃料の生産も減少している。ただ、ディーゼル燃料生産は増加しており、需要は依然として健全だ」とし、国内のディーゼル燃料の在庫は低水準だと語った。
中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)のチーフエコノミスト、ウー・キウナン氏は「航空会社の予約や道路の混雑状況、消費関連などのデータを見ると、国内の活動がやや改善していることが確認できる」と述べ、第4・四半期の需要は前四半期から改善するとの見方を示した。
また、移動規制の解除は来年のガソリン消費を押し上げると指摘。ただ、1─8月で600万台に達した電気自動車(EV)の好調な販売が自動車燃料需要に影響を与える可能性があると述べた。
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