水際対策大幅緩和土産物の菓子売り上げ回復期待茨城笠間｜NHK 茨城県のニュース - nhk.or.jp

１１日から政府の水際対策が緩和され、インバウンド需要の回復が期待されるなか、茨城県笠間市の農業生産法人は、外国人観光客にも人気だった土産物の菓子の売り上げ回復に期待を寄せています。

笠間市にあるこの農業生産法人は、茨城県特産のさつまいもやくりを使った焼き菓子を生産して、牛久市の牛久大仏や水戸市の偕楽園といった県内の観光地で販売し、外国人観光客にも人気があったということです。
しかし、新型コロナウイルスの影響で売り上げは激減したため、国内の観光客からの需要は回復しつつあるものの、去年の売り上げは感染拡大前の８０％程度にとどまったということです。
農業生産法人では、売り上げを回復させたいと、水際対策の緩和に期待を寄せていますが、課題もあります。
菓子づくりは手作業が多く、農業生産法人では需要が増えることを見込んで人手を増やしたいと考えていますが、募集をかけても希望どおりの人数が集まらず、人手が不足する状況になっているということです。
農業生産法人の永田修一代表は「この２年間つらい思いをしたが、外国人観光客が増えることで出荷量も増えると期待している。作業の機械化など設備投資も検討してたくさん製造できるようにしていきたい」と話していました。

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