10月11日に政府の水際対策が緩和されて以降、百貨店でインバウンド(訪日外国人客)の需要が戻りつつある。円安も追い風に欧米や東南アジアからの来店が相次ぎ、西日本の主要百貨店が1日発表した10月の売上高(速報)は全店で前年同月を上回った。
11月1日午後、大阪市内の百貨店の免税手続きカウンターには、高級ブランド品や化粧品の袋を手にした外国人客が次々と訪れた。シンガポールから恋人と訪れ、菓子などを買った客(31)は「日本は何度も訪れているけれど、今回旅行先に選んだ理由の一つが円安だった」と話した。
西日本の主な百貨店では、インバウンドの復調も背景に、10月の全11店舗の売上高は前年を上回り、大阪市内の百貨店の売上高は全店が2桁の伸びを示した。
コロナ禍で観光客が激減していた大阪・ミナミの大丸心斎橋店では、売上高の伸び率が前年同月比23・9%となった。あべのハルカス近鉄本店では、10月の免税売上高が前年の3倍に達し、コロナ禍前の19年10月と比べても66%の水準にまで回復した。阪急阪神百貨店も11日の入国制限の緩和以降、1日あたりの免税手続き件数が3倍に急増している。
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