全国一の生産量を誇る広島県産カキの海外への販路拡大が進んでいる。2月には欧州に国産カキとして初めて輸出し、今月には広島空港に輸出拠点が完成。県は2021年度に10億1千万円だったカキの輸出額を、25年度には12億6千万円まで引き上げる目標を立てた。
フランス・パリで2月中旬、食材イベントが開かれた。「クリーミーでおいしい」「火を通しても身が縮まらないなんて」――。現地の業者は県産カキに舌鼓を打ったという。持ち込んだ850個は完売した。
県によると、これまでの加工品を含む国産カキの輸出先は、中国やシンガポールなどのアジア諸国と米国に限られていた。だが今回、特定の海域でとれるカキで、欧州輸出への活路を見いだした。
水質がよい広島県東広島市沖の三津湾で取れるカキは菌が発生しにくいため、欧州が求める食品衛生管理の国際基準HACCP(ハサップ)をクリアできた。冷凍の殻付きカキに限り、今年1月に農林水産省から輸出の認可を受けた。
今季から来季にかけて、県産…
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