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[北京 5日 ロイター] - 財新/S&Pグローバルが5日発表した5月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は57.1と4月の56.4から上昇し、好不況の分かれ目である50を上回った。新規受注が好調だった。
中国国家統計局が先週発表した5月の非製造業PMIは54.5と、4月の56.4から低下していた。
財新の調査では新規事業の増加が示された。新型コロナウイルス禍からの経済再開後初の労働節でホテルやレストラン、旅行会社の受注が増えた。
業務増加を受けて企業は4カ月連続で人員を増やした。ただ、雇用の伸びは鈍化した。
サービス企業の平均請求価格は昨年2月以来の大幅上昇となった。
未処理のビジネスも増加が続き、能力が引き続き圧迫されていることを示した。
企業は向こう1年の事業活動について明るい見方を維持したが、楽観度は昨年12月以来の水準に低下した。
財新智庫のエコノミスト、王哲氏は「全体として、サービス業が製造業より強いというのが中国経済の顕著な特徴であることに変わりはない」と指摘。「この乖離は経済成長が内的なけん引力を欠き、市場主体が十分な信頼感を欠いていることを示すもので、需要の拡大・回復の重要性を浮き彫りにしている」と述べた。
製造業とサービス業を合わせた総合PMIは55.6と4月の53.6から上昇し、2020年12月以来の高水準を記録した。
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