7日の債券相場は先物が下落。米国で供給管理協会(ISM)発表の非製造業景況指数が強かったことを受けて長期金利が上昇した流れを引き継いだ。一方、新発30年債は入札が投資家の需要を集めて無難に通過するとの観測から買いが入っている。
三菱UFJ国際投信債券運用部の小口正之氏は、円債相場は安く始まり、その後は30年債入札を控えて方向感に欠ける展開と指摘。30年債入札については「前月よりも金利が高く需要があるとみられ無難になりそうだが、過熱感を伴う結果まではみておらず、上値の重い展開が続くのではないか」と述べた。
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30年債入札
- 表面利率1.2%の79回債のリオープン発行、 発行予定額は9000億円程度
- 大和証券の小野木啓子シニアJGBストラテジスト
- 1.65%近傍で無難な入札になるとみる
- 流通市場では伸び悩む可能性もあるとみて応札スタンスを考えたい。仮に複利で1.6%となる1.675%まで調整が進むようならば、積極的に臨めそうだ
- 備考:30年国債の過去の入札結果
日銀は午前の金融調節で10年国債を1%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペを 通知。債券先物の決済に使われる受渡適格最割安銘柄(チーペスト)対象の同オペも継続した。
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