[25日 ロイター] - 米金融・債券市場では、国債利回りが上昇した。5年債入札の需要が低調だったことや、9月新築一戸建て住宅販売戸数が増加したことで、2024年に向けて高金利が長期化するとの市場予想が裏付けられた。
指標となる10年債利回りは11.5ベーシスポイント(bp)上昇し、4.954%となった。
米商務省が25日発表した9月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比12.3%増の75万9000戸となった。市場予想は68万戸だった。 もっと見る
SEIインベストメンツのグローバルマクロトレーディングヘッドであるティム・サウエルメルチ氏は「経済がこれほど底堅いという事実は、どの金利が実際に制限的なのか疑問を投げかける」と指摘した。
財務省がこの日実施した520億ドルの5年債入札も利回りを押し上げた。
需要の指標である応札倍率は2.36倍と、前回の2.52倍や平均の2.52倍を下回った。アナリストによれば、これは2022年9月以来の低水準だという。
既発5年債利回りは9.4bp上昇し4.92% だった。
PGIMフィクスド・インカムのマネジングディレクター、ジョン・マッキンタイア氏は「国債市場は安定に向かっているが、入札は不調が続いている」と指摘した。
30年債利回りは12.9bp上昇の5.091%。2年債利回りは5.12%まで上昇した。
2年債と10年債の利回り格差はマイナス16.8bpだった。
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