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虐待受けた少女に安らぎを 子供シェルター「はるつげ荘」(産経新聞) - Yahoo!ニュース

 虐待や貧困などで、家庭での居場所がなくなった子供を緊急的に受け入れる施設、子供シェルター。児童相談所の定員オーバーによる受け入れ不可や、児相では保護できない18、19歳の受け皿になっている。

 ■手厚いサポート

 千葉県内唯一の子供シェルター「はるつげ荘」では、職員やボランティアの他、入所者一人一人に弁護士がつく「子供担当弁護士」(通称・コタン)や臨床心理士などの専門家が、虐待などを受けた少女のサポートに当たる。だが、シェルターの運営に当たっては市民の寄付に頼らざるを得ないのが現状だ。

 はるつげ荘は平成26年に県内に設立された女子専用の子供シェルター。「はるつげ荘」の名前は、虐待を受け「冬の時代」を過ごしていた少女たちに春の到来を告げるような場所になるように、との思いを込めて名付けた。

 定員は6人。おおむね15~19歳の少女が一つ屋根の下で共同生活を送る。はるつげ荘を運営するNPO法人「子どもセンター帆(ほ)希(まれ)」によると、入所者の9割ほどは虐待から逃れてシェルターにたどり着いており、その多くが性虐待の被害者だという。

 緊急的な避難場所という位置づけのため、入所期間は2カ月程度。その間、家庭へ戻る準備や調整をしたり、別の自立援助ホームなどの施設を探したり、住み込みで働ける就労先を探したりする。

 ■所在地伏せ安全確保

 シェルターが他の施設と異なるのは、所在地を伏せることで安全性を保っている点。虐待などの加害者が、入所者を追ってこられないようにするためだ。そのため、携帯電話の持ち込みや外部との連絡はできず、外出の機会も限られる。

 少女たちが入所期間のほとんどを過ごすのが、はるつげ荘の一軒家だ。家庭的な雰囲気の中、3食の食事をスタッフやボランティアとともに作って食べ、勉強をしたり、他の入所者と話したり、テレビを見たりして過ごす。NPOの村山直(すなお)弁護士によると、最近はお菓子作りがはやっているという。

 NPOの後藤弘子・代表理事は、「はるつげ荘は少女たちがこれまで奪われてきた、自分で望んだことが実現するという経験ができる場所」と話す。虐待を受け、家庭にいたくてもいられなかった少女たちが、はるつげ荘で、自分の選択でできることが増えていくことで、安心を実感できる。

 ■クラウドファンディングで支援募る

 虐待を受けた少女の安らぎの場であるはるつげ荘だが、最大の課題は運営費だ。職員やボランティアが少女たちの生活を24時間体制で見守るが、国や自治体から受ける措置費だけでは人件費などの経費を賄うことは難しい。

 NPOはクラウドファンディングで支援を募っている。毎月1千円以上の継続的な寄付を求めている。NPOのホームページから登録できる。

 受け入れに関する相談は043・209・2965(平日午前9時~午後5時)。 (橘川玲奈)

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March 16, 2020 at 09:38AM
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