新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、路上で生活する人や生活が困窮している人たちへの炊き出し活動ができなくなり、大阪・西成区の支援団体が、代わりに食料品やマスクを届ける活動を始めました。
大阪・西成区の路上生活者を支援する団体は、２０年余りにわたって炊き出しを続けてきましたが、感染拡大を防ぐために３月から活動を見合わせています。
団体では代わりに、食料品などを贈ることになり２５日、２００人分の栄養食品や飲み物、それに手作りのマスク１００枚を路上で生活する人たちが一時的に寝泊まりする施設、「あいりんシェルター」に届けました。
シェルターではおよそ２４０人が寝泊まりしていて、運営スタッフの山中秀俊さんは「炊き出しがなくなってみんな寂しく思っていたので、このような形で支援を続けてくれてありがたいです」と話していました。
食料品などを提供した支援団体、炊き出し志絆会の西川多恵子副理事は「炊き出しができなかったことで問い合わせも受け、期待も感じています。食料品の支援を続けられるよう多くの人から支援をいただけると助かります」と話していました。
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April 26, 2020 at 05:58AM
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