SGHDが4月30日に発表した2021年3月期決算によると、売上高1兆3120億8500万円(前年同期比11.8%増)、営業利益1017億2600万円(34.8%増)、経常利益1036億6600万円(28.7%増)、親会社に帰属する当期利益743億4200万円(57.2%増)となった。
いずれも上場以来、最高の数字となった。
グループにおいては、2020年3月期から2022年3月期までの中期経営計画「Second Stage 2021」の2年目として、進化する物流ソリューションの提供を目的としたグループ横断の先進的ロジスティクスプロジェクトチーム「GOAL」による提案領域の拡大を図ってきた。また、次世代型大規模物流センター「Xフロンティア」の本格稼働を半年早めることで、急増するBtoCの荷物に対応し、安定した品質でサービスを提供することができた。
セグメント別では、デリバリー事業の売上高は1兆149億5200万円(6.2%増)、営業利益は714億9600万円(21.8%増)となった。
デリバリー事業は、感染症の影響が継続する中、外出自粛に端を発した巣ごもり消費、テレワークの推進など企業による働き方の変化及び消費者のライフスタイルの変化によりeコマース市場が急速に拡大し、宅配便の取扱個数は増加した。
ロジスティクス事業の売上高は2078億800万円(53.0%増)、営業利益は127億4500万円(517.8%増)となった。
ロジスティクス事業は、上期に海外における個人用防護具の緊急国際輸送を継続的に受託し、下期以降、既存顧客の物量回復に加え、コンテナ需給がひっ迫する中、航空及び海上コンテナのスペースを確保できたことにより、フレイトフォワーディングの収益が増加した。特にエクスボランカの役割が大きかったとしている。
次期は、営業収益1兆3250億円、営業利益1070億円、経常利益1085億円、親会社に帰属する当期利益740億円を見込んでいる。
SGHD/3月期の売上高11.8%増、営業利益は34.8%増 - LNEWS
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