ペロトン、リコールで４－６月の売上高１億6500万ドル減少へ - ブルームバーグ

米ペロトン・インタラクティブは６日、前日発表したトレッドミル（ランニングマシン）のリコール（無料の回収・修理）によって、４－６月（第４四半期）の売上高が約１億6500万ドル（約180億円）減少するとの見通しを示した。投資家はより大きな打撃を見込んでいたこともあり、同社株はこの日の時間外取引で一時約４％上昇した。

　　ジョン・フォーリー最高経営責任者（ＣＥＯ）は、リコールによる業績への影響は「短期的」なものにとどまると説明。同社はソフトウエアのアップデートなど、トレッドミルの新たな安全対策に取り組んでいるという。ハードウエアの改修も進めているが、規制当局の承認を得なければならず、６－８週間かかるとの見方を示した。

　　トレッドミルのリコール実施を踏まえ、同社は通期の売上高見通しを40億ドルに下方修正した。従来予想は40億7500万ドルだった。４－６月の売上高は９億1500万ドルを見込む。

　　これより先に同社が発表した１－３月（第３四半期）決算では、売上高は前年同期比141％増の12億6000万ドル。ブームバーグが集計したアナリスト予想平均は11億2000万ドルだった。

　　同社発表資料によると、１－３月のコネクテッドフィットネス会員数は135％増の208万人。スマートフォンなどでフィットネスのクラスに参加する有料デジタル会員数は89万1000人に増加。どちらの数字もアナリスト予想平均を上回った。

　　１－３月の調整後ＥＢＩＴＤＡ（利払い・税金・減価償却・償却控除前利益）は6320万ドルと、アナリスト予想の1830万ドルを大きく上回った。純損益は860万ドル（１株当たり３セント）の赤字。前年同期の5560万ドル（同20セント）より小幅な赤字にとどまった。

原題： Peloton Says Recall Will Reduce Revenue by $165 Million (2)（抜粋）

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