ゲーム業界決算報(2020年11月~21年3月四半期編)
Photo:123RF
コロナ禍からの企業業績の回復は、勝ち組と負け組の格差が拡大して「K字型」に引き裂かれていくという二極化の議論が強まっている。そこで、上場企業が発表した直近四半期の決算における売上高を前年同期と比べ、各業界の主要企業が置かれた状況を分析した。今回は任天堂、ネクソンなど、ゲーム業界の主要5社について解説する。(ダイヤモンド編集部 笠原里穂)
任天堂は2割超増
ゲーム業界は5社全て増収
企業の決算データを基に「直近四半期の業績」に焦点を当て、前年同期比で増収率を算出した。今回の対象は以下のゲーム業界5社。対象期間は21年1~3月期の直近四半期としている。
各社の増収率は以下の通りだった。
・任天堂
増収率:24.0%(四半期の売上高3544億円)
・ネクソン
増収率:6.7%(四半期の売上収益883億円)
・バンダイナムコホールディングス
増収率:3.2%(四半期の売上高1974億円)
・カプコン
増収率:6.1%(四半期の売上高304億円)
・スクウェア・エニックス・ホールディングス
増収率:11.4%(四半期の売上高789億円)
次ページからは詳細の数字とともに、その要因を解説する。
任天堂の四半期売上高2割増が、数字以上に「価値ある増収」といえるワケ - ダイヤモンド・オンライン
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