米Amazon.comは7月29日(現地時間)、第2四半期(4〜6月)の決算を発表した。前期に続けてコロナ禍の巣ごもり需要の高まりを受け、増収増益だったが、成長率は鈍化した。
売上高は前年同期比27%増の1130億8000万ドル、純利益は48%増の77億7800万ドル(1株当たり15ドル12セント)だった。1株当たり純利益はアナリスト予測の12ドル30セントを超えたが、売上高は予測の1152億ドルに届かなかった。
同四半期には、毎回売り上げが伸びるプライムデーを開催している。
カテゴリー別売り上げは、オンラインストアは16%、リアル店舗は11%、サードパーティーのストアは38%、サブスクリプションサービスは32%、AWSは37%、広告を含むその他が87%といずれも増収だった。AWSの売り上げの総売上高に占める割合は13%と、前四半期より2ポイント上がった。
第3四半期(7〜9月)の見通しは、売上高を前年同期比10〜16%増の1060億〜1120億ドル、営業利益を前年同期の62億ドルより低い25億ドル〜60億ドルとした。
同四半期にジェフ・ベゾス氏からCEO職を引き継いだアンディ・ジャシー氏は発表文で「過去18カ月、われわれは世界中がコロナのパンデミックに対処するために役立つ前例のない数の商品を提供するよう求められてきた」と語った。また、AWSについて「AWSは非常に多くの企業や政府のビジネスの継続性維持に役立っており、より多くの企業がクラウドに移行するにつれて、AWSの成長が再度加速している」と語った。ジャシー氏はAWSの前CEO。同氏がAmazonのCEOに異動した後、アダム・セリプスキー氏がAWSのCEOを務めている。
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