
米 ナイキの6-8月(第1四半期)決算では、売上高がアナリスト予想を下回った。生産や輸送の遅延が、靴や運動用ウエアの力強い需要に対応する同社の取り組みに水を差した。
23日の発表文では、6-8月の売上高は為替変動の影響を除いたベースで12%増の122億ドル(約1兆3500億円)となり、アナリスト予想の125億ドルを下回った。1株利益は1.16ドル。市場予想は1.12ドルだった。
ナイキはコンテナ輸送の高コストや長い輸送期間など世界の貿易を妨げているアジアでのサプライチェーン問題に苦慮している。また生産の中核拠点であるベトナムで、新型コロナウイルスの感染再拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)延長で工場を休止した影響も受けた。
6-8月の在庫は67億ドルと、前年同期比横ばい。需要は堅調だったが、サプライチェーン混乱に伴い輸送中の製品在庫が押し上げられたと同社は説明した。
中国の売上高は為替変動の影響を除くと1%増にとどまった。3-5月(第4四半期)の売り上げも、新疆ウイグル自治区の綿花生産を巡る会社発表を受けた不買運動で低調だった。
決算発表を受け、ナイキの株価はニューヨーク時間午後4時51分(日本時間24日午前5時51分)時点で0.7%安。
原題: Nike’s Quarterly Sales Miss Estimates Amid Supply Chain Upheaval(抜粋)
米ナイキ、6-8月売上高は市場予想に届かず-供給網の問題響く - ブルームバーグ
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