
コロナ禍からの企業業績の回復は、勝ち組と負け組の格差が拡大して「K字型」に引き裂かれていくという二極化の議論が強まっている。そこで、上場企業が発表した直近四半期の決算における売上高を前年同期と比べ、各業界の主要企業が置かれた状況を分析した。今回はエイチ・アイ・エス、オリエンタルランド、帝国ホテルの「観光/レジャー」業界の3社について解説する。(ダイヤモンド編集部 笠原里穂)
HISとオリエンタルランドで
「大差」がついた理由とは?
企業の決算データを基に「直近四半期の業績」に焦点を当て、前年同期比で増収率を算出した。今回の対象は以下の観光/レジャー業界3社。対象期間は21年2~6月の直近四半期(エイチ・アイ・エスは21年2~4月期、その他2社は21年4~6月期)としている。
各社の増収率は以下の通りだった。
・エイチ・アイ・エス
増収率:マイナス80.1%(四半期の売上高288億円)
・オリエンタルランド
増収率:708.3%(四半期の売上高498億円)
・帝国ホテル
増収率:74.9%(四半期の売上高58億円)
観光/レジャー業界3社の四半期増収率(前年同期比)は、エイチ・アイ・エスが8割超の減収となった一方、オリエンタルランドは前年同期比で8倍となった。各社で大きな差が出た要因とは何か。次ページで詳しく解説する。
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HISは8割超減収でディズニーは売上高8倍!?観光業界「大格差」の実態を解明 - ダイヤモンド・オンライン
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