
佐藤英彬
セブン&アイ・ホールディングスが7日発表した2021年8月中間決算は、売上高が前年同期比30・8%増の3兆6464億円で過去最高だった。新型コロナ禍からの回復で国内外のコンビニが伸びたほか、前年は臨時休業が多かった百貨店なども反動で伸びた。
営業利益は同3・6%増の1861億円、純利益は同46・9%増の1065億円だった。特に好調だったのが海外コンビニ事業。米国など北米は経済回復で店舗併設のガソリン販売も伸びたほか、ニーズの高い宅配を扱う店を増やしたこともあり、売り上げが7割以上伸びた。期中に買収した米コンビニ大手スピードウェイの業績は、同社の決算期末だった6月末までの約50日分を合算。営業利益を31億円押し上げた。
コンビニの海外展開はさらに拡大する方針で、この日は海外としては18番目の国・地域となるインド進出も発表。現地企業とフランチャイズ契約を結び、今月9日に1号店をオープンする。日本と北米以外の地域でのコンビニは、現在の約4・2万店から25年度までに5万店に増やす。
国内もコンビニのほか、そごう・西武などの百貨店・専門店事業も売り上げが回復した。ただ、「コロナの影響が戻りきらない。回復に時間がかかる」(井阪隆一社長)として先行きは慎重な見方を示した。
海外コンビニの好調は今後も続くとして、22年2月期決算の業績予想は、売上高を7月時点の予想より2710億円増の8兆3090億円に上方修正した。営業利益や純利益の見通しは据え置いた。(佐藤英彬)
セブン&アイ、海外コンビニ好調で売上高は過去最高 中間決算 - 朝日新聞デジタル
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