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夏休み、沖縄向けの予約が全国1位 観光復興へ兆し HIS調べ [沖縄はいま] - 朝日新聞デジタル

 旅行業大手のエイチ・アイ・エス(HIS、東京)が発表した夏休みシーズン(7月21日~8月31日)の予約動向調査で、沖縄向けの予約者数が全国1位だった。前年同時期よりも約4・2倍伸びていて、観光復興への兆しが見えつつある。ただ、レンタカー不足やホテル、観光施設の人手不足の課題が残る。業界は「受け入れ態勢が十分でない」と不安視する。

 HISの予約動向調査では、ゴールデンウイークに続き、沖縄向けの予約者数は全国1位だった。2位は北海道。担当者は「海外旅行に行けないため遠出需要がある」と分析した。KPGホテル&リゾートが運営する「カフー リゾート フチャク コンド・ホテル(恩納村)」の7月の稼働率は73%で、8月は75%(24日時点)と上昇傾向という。

 田中正男社長は「レンタカー不足のためシャトルバスと連携するなど、対策を練っている。稼働率は高いが客室単価はコロナ前より1万円以上低い」とした。

 ホテルパームロイヤルNAHA国際通りの7月の稼働率は65%(22日時点)。今後も順調に伸びるだろうと予測した。高倉直久総支配人は「去年の稼働率は20%だったので回復傾向にある」と話す。

 バギーなどのアクティビティ運営を手掛ける沖縄どきどきツアーズ(名護市)の利用は、7月はコロナ前の2019年比で8~9割近くまで戻っているという。木村房祥社長は「予約は入っているが、人手不足が大きな問題だ。求人をかけても集まらない」と落胆する。

 県レンタカー協会によると、7~8月の車両は19年の7割の水準に当たる約1万9400台にとどまる。担当者は「増車している会社もあるが、半導体不足などの影響で、夏場の需要期には間に合わないだろう」と懸念する。

 りゅうぎん総合研究所の武田智夫常務は「複数店舗を運営するホテルは稼働率の高い所に人材をシフトする。レンタカー不足に対してはシャトルバスの利用を知事が積極的に促すなど、目先の対応を急ぐ必要がある」と提言した。(沖縄タイムス)

沖縄はいま

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