[デトロイト 15日 ロイター] - 米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターの役員は15日、金利が上昇局面にあり、ガソリン価格が過去最高値まで高騰したものの、乗用車とトラックの国内需要は引き続き堅調との認識を示した。
GMのポール・ジェイコブソン最高財務責任者(CFO)は、ドイツ銀行が主催した会合で「(自動車)需要軟化の兆しは見えていない」と投資家に話し、新車価格が高水準にある半面、乗用車やトラックの滞貨在庫は低水準を維持していると説明した。また、2022年の生産台数を前年比25─30%増やす目標を改めて強調した。
フォードのジョン・ローラーCFOは別の講演で、自動車価格が高止まりしている中でも需要は依然堅調と語った。ローラー氏によると、同社傘下のクレジット事業会社では、需要軟化の先行指標とされる貸出金延滞率の上昇が見られるようになった。ただ、延滞率はこれまで極めて低かったため、上昇は「まだ懸念材料ではない」(同氏)という。
ジェイコブソン氏とローラー氏はいずれも、万が一米国が景気後退に陥った場合、在庫水準の低さが会社に有利に働くとの見方を示した。
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