「貼るだけで痛みが引く」は本当か!?
腰痛などの慢性的な痛みや、ケガといった急性的な痛み。命にかかわるものでなくても、こうした痛みはとても不愉快なものだ。
医師や整体師のもとに通い、治癒は期待してはいても、その前に痛みだけでもなんとかしたい―そんな悩みを持っている方におすすめできそうなのが、米国発のペインリリーフグッズ「Kailo」だ。
「Kailo」で長年の神経痛から解放された人の体験談(メーカーの公式YouTubeチャンネルより)
「Kailo」の見た目は、幾何学模様が張り巡らされた薄いプラスチック。付属品として両面粘着シートが何枚か入っている。
筋肉を鍛えるEMSのように、この粘着シートを「Kailo」に貼ったうえで、患部に貼る。直接肌に貼らず、下着や薄手の服の上からあてても、効き目はさほど減衰しないそうだ。
早ければ数秒で痛みが引いていくという。メーカーの公式YouTubeチャンネル以外にも、さまざまな情報源が、その効果を絶賛している。
最初これを見て、昔からある磁気パッチのようなものかと思ったが、原理はまったく異なる。
そもそも、人はなぜ痛みを感じるのかといえば、患部にある神経が、脳に痛みの信号を送ることでもたらされる。
「Kailo」は、数十億個のナノ粒子によって、脳に間断なく送られるその信号を遮断する機能を持っているという。
公式サイトには、あまり詳しいことは記されていないが、元々は軍事用のナノテクノロジーであったものを転用して生まれたプロダクトだそうだ。
謎めいているが、臨床試験による効果は公表されており、お墨付きはついている。
ユーザーの評価も非常に高い。例えばクラウドファンディングのIndiegogoでは、約13,000人のサポーターから190万ドル近くの支援を得ており、日本でもクラウドファンディングがなされ、こちらも成功している。効果がなければ全額返金を謳うくらいだから、よほど自信があるのだろう。
■実際に使ってみたところ…
半信半疑であった筆者だが、関心を引かれ、クラウドファンディング終了後の一般販売で購入した。16,100円と決して安いものではない。
その効果やいかにということで、足の親指の痛みに試してみた。この痛み、半年前に登山をした時から始まったもの。
医師によれば、骨折ではなく「運動不足による筋力低下に起因する痛み」だという。完治させるには、鍛錬して筋力を向上させるしかないのだが、それまでの間は痛みだけでも抑えておきたい、という気持ちがある。
届いた「Kailo」を床置きして足を乗せたり、足の甲にあてるなど、痛みのある箇所に接触させてみた。
するとびっくり、ズキンズキンとする嫌な疼痛が、ほぼ消えた。他に何か特別なことをしていないので「Kailo」のおかげとしか考えようがない。それから数日間、1日何時間か「Kailo」を貼っていた。痛みがぶり返すことなかった。
靴下の上から足の甲にあてるなどしただけで痛みが消失!?
今度は試しに、肩こりの部位に貼ってみたが、こちらについては効果が感じられなかった。筋肉のハリや緊張には効かないのかもしれない。
ただ、説明書きによれば、気になる箇所そのものに貼るのでなく、脳に痛みの信号を送っている神経のある場所を特定して、そこに貼るのがコツのようだ。
もしかしたら、少しずらした場所に貼れば、肩こりにも効くのかもしれない。そのへんは試行錯誤が必要だ。
「Kailo」は、痛みをもたらしている患部そのものを「治癒」させるわけではない。通院しながら治療にあたっている間、無用の痛みを感じないようにするという意味では、良品だと思う。そんな痛みに悩まされているとするのであれば、購入を検討する価値はあるだろう。
・「kailo」の日本でのショッピングサイトはこちら。
※記事中の表現はあくまで筆者個人の感想です。効果には個人差があります。
文/鈴木拓也(フリーライター)
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