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米テスラ株11%急落、上海工場減産計画で中国需要に懸念 - ロイター (Reuters Japan)

 米電気自動車(EV)大手テスラの株価が27日の取引で11.4%急落した。上海工場で来年1月に減産を計画しているとロイターが報じたことを受け、中国での需要落ち込みへの懸念が高まった。写真は同社のロゴ。ベルリンで2019年11月撮影(2022年 ロイター/Fabrizio Bensch)

[27日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラの株価が27日の取引で11.4%急落した。上海工場で来年1月に減産を計画しているとロイターが報じたことを受け、中国での需要落ち込みへの懸念が高まった。

株価は2年超ぶりの安値に落ち込み、8カ月ぶりの大幅な下げを記録。投資家の間でイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がツイッター経営に多くの時間を割いているとの見方や同氏によるテスラ株売却を巡る懸念が広がる中、10月初めの水準から半値以下に下落している。

上海工場での減産は、中国で新型コロナウイルスの感染が拡大する中で行われる。

グレート・ヒル・キャピタルのトーマス・ヘイズ会長は、中国EVメーカーの蔚来汽車(NIO)による納車見通し引き下げに言及し「需要不安があるのは間違いない」と述べた。

また、テスラ株は高金利、投資家による節税目的の損失確定売り、一部ファンドによる売りという「最悪の事態」に直面しているとの見方を示した。

ロイターの分析によると、中古のテスラ車の価格は他メーカーより急速に下落しており、テスラの新車に対する需要を圧迫している。

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