国内での日本酒の需要が落ち込む中、兵庫県姫路市にある酒造会社では輸出を増やそうと、海外で日本酒の魅力を積極的にPRしています。
兵庫県姫路市にある創業187年の酒造会社は、県内でとれる酒米、山田錦や地元の水などを使って日本酒を造っています。
国内での日本酒の需要が減る中、市場を拡大しようと、10年ほど前から中国への輸出を始め、3年前の2019年からは兵庫県と協力してフランスでも商談会を開き、日本酒の魅力をPRしています。
先月(11月)上旬にも、酒造会社の社長がフランスのパリなどを訪れ、現地のソムリエやシェフなどに酒の繊細な味わいやフランス料理との相性を伝えてきました。
こうした取り組みを受けてフランスへの輸出は、この3年で8倍ほどに増え、ことしの輸出量全体は、10年ほど前の50倍以上の7500リットルまで増えているということです。
販売量全体に占める輸出の割合は5%程度ですが、コロナ禍で国内の飲食店での酒の消費量が減る中、今後、さらに輸出を増やしていきたいとしています。
田中酒造場の田中康博 社長は「新型コロナの影響で国内消費が落ちた中、輸出が伸びているのは大変ありがたい。品質を保つために定期的に出荷するようにしていて、今後、輸出する量も国も徐々に増やしていきたい」と話しています。
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