坂井市と名古屋市結ぶ高速バス試験運行第１便到着し歓迎式典｜NHK 福井県のニュース - nhk.or.jp

坂井市と名古屋市とを結ぶ高速バスにどれだけ需要があるのかを確かめるための試験的な運行が１０日から始まり、第１便の到着にあわせて歓迎セレモニーが開かれました。

えちぜん満福バスと名づけられたバスは、地元、坂井市の小学生の描いたイラストで車体がラッピングされています。
１０日午前１１時すぎに坂井市にこのバスが到着し、名古屋市からの乗客１４人がえちぜん鉄道三国駅前の広場に降り立ちました。
すぐに地元の人たちによる歓迎セレモニーが始まり、この地に伝わる三国節の踊りが披露されると乗客たちは興味深そうにその様子を眺めていました。
乗客の１人は「鉄道だと荷物を持って歩かなければならないが、バスは目的地まで直接行けるのでいいですね」などと話していました。
再来年の北陸新幹線の県内開業とともに名古屋と北陸をむすぶ特急は敦賀駅止まりとなり、乗り換えが必要となります。
このため、試験運行を行ったジェイアール東海バスでは福井と名古屋市を結ぶ路線にビジネスチャンスがあると見ているということです。
ジェイアール東海バスの清水紀宏社長は「鉄道と異なるバスの魅力をアピールして、潜在的な需要を掘り起こしていきたい」と話しています。
この高速バスは来年２月１２日までの期間、年末年始と火曜日・水曜日を除く毎日、１日１往復運行されます。

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