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Mark Levinsonから創業50周年を記念した世界100ペア限定のモノラルパワーアンプ「ML-50」が登場|@DIME アットダイム - @DIME

「ML-2」や「No20」など過去の名作にインスパイアされた記念モデル

ハーマンインターナショナルは、同社が展開する米国を代表するハイエンド・オーディオブランド「Mark Levinson(マークレビンソン)」のブランド創立50周年を記念した世界100ペア限定のモノラル・パワーアンプ「ML-50」の受注を開始した。

標準価格は6,050,000円(ペア)。発売は12月を予定している。

「Mark Levinson」は、1972年に創業したハイエンド・オーディオブランド。今回登場する「ML-50」は、Mark Levinsonチームが過去のいわゆる“銘機”と謳われたモノラル・パワーアンプのデザイン・設計などを振り返り、開発したという創立50周年を記念した限定生産モデルだ。

1977年から1986年に製造された最初のパワーアンプである「ML-2」が「ML-50」の名前の由来で、特徴的な大きなフロントパンネルハンドルは、1986年から1995年に製造された「No20」とそのアップグレードモデルである「No20.5」、「No20.6」からインスパイアされたという。

また、ブランドとして初めて“リファレンス”の名を冠したパワーアンプ「No33」(1994-2003)および「No33H」(1997-2007)は、「ML-50」の強固な基盤を提供する防振アイソレーション・フィートのアイデアのもととなり、ガラス製フロントパネルと赤いバックライト付きロゴデザインのコンセプトは、2008年から2019年に製造された「No53」から取り入れられている。

「No536」をプラットフォームとしながら電源部とオーディオ回路部を大幅に強化

そして、現行の最上位モデルとなるモノラル・パワーアンプ「No536」をプラットフォームとしながら、電源部とオーディオ回路部を大幅に強化した。

高電圧電源(電圧ゲインとプリドライバ回路)のコンデンサーの容量を13,200uFまで増加させることでノイズフロアを低減したうえ、主大電流電源の容量を206,800uFまで最大限に確保し、トランスからフィルターキャッパシターまでの低インピーダンス経路用にショットキー整流器を再構成、動的電力の増加を実現。

出力段のバイアスを増加させることで歪みを低減し、クラスA領域での出力を8Ω負荷時20Wまで確保、クラスAB領域での出力も、8Ω負荷時425Wの過去最高の出力を獲得した。

さらに、伝統のピュア・パス回路設計も踏襲。信号の入口から出口まで、正確な電気伝送を実現するために慎重に選択されたフルディスクリート・コンポーネントをフルバランス回路構成にて使用することにより、低歪と高いトランジェント能力を実現した。

加えて、本体シャーシの4隅すべてに振動を減衰する防振アイソレーション・フィートも搭載。不要な振動を本体から排除することはもちろん、本体を設置面から持ち上げることにより、左右の外部ヒートシンクと合わせて対流冷却を強化した。

もちろん、デザインも特別仕様で、細部にまでこだわった回路設計が見えるカスタムガラストップデザインとプレミアム感を演出する内部照明を採用。厳しい検査基準にクリアした証明と合わせて、シリアルバッジも付属する。

主な仕様は、出力が425W/ch@8Ω、850W/ch@4Ω、ゲインが26dB、入力感度が142mV RMS(2.83V RMS)、全高調波歪が0.04%以下(1kHz/425W@8Ω)、S/N比が85dB(2.83V RMS)、周波数特性が10Hz~20kHz(+0/-0.2dB)。入力端子はバランス(XLR)×1、アンバランス(RCA)×1。入力インピーダンスはバランス(XLR)が60kΩ、アンバランス(RCA)が30kΩ。コントロール端子はRS-232ポート、Ethernetポート、アップデート用USB-A、IRリモート入力、トリガー入出力(12V DC)。

本体サイズは幅438×高さ216×奥行き581mm(突起物含む)、重量は49kg。付属品は電源ケーブル、取扱説明書。

関連情報
https://jp.marklevinson.com/

構成/立原尚子

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