冬休みで学校給食が休止することなどから、牛乳の需要が落ち込み、年末年始にかけて大量に余る可能性があるとして、乳業メーカーや業界団体では消費拡大を呼びかけています。
ロシアによるウクライナ侵攻で牛の餌代が高騰し、牛乳の生産コストが上がる一方、年末年始にかけては冬休みで学校給食が休止することなどから大量に余る可能性が出ています。
このため、大手乳業メーカーの明治は今月中旬から下旬にかけて、低脂肪乳のパックおよそ1万5000本を都内などのスポーツジムで無料で配布しました。
健康志向の強いジムの利用者に栄養価をアピールし、牛乳や乳製品の購入につなげてもらおうとしています。
商品を受け取った20代の男性は、「ふだんから筋トレをした日にプロテインを低脂肪乳で割って飲んでいますが、健康にもよさそうなので飲む機会を増やそうと思います」と話していました。
この会社の牛乳マーケティング部の井上健吾さんは、「酪農家が事業を継続していくために、牛乳をたくさん買って飲んでもらえるような取り組みを続けたい」と話していました。
業界団体のJミルクによりますと、生産コストの上昇を受けた値上げもあって、今年度の牛乳の消費量は前の年度に比べて4%減少する見込みだということです。
特に年末年始は需要が落ち込みやすいことから、乳業メーカーや業界団体では消費拡大を呼びかけています。
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