外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(本社:港区、マネージング・ディレクター:グラント・トレンズ、以下ヘイズ)は、最新の採用動向を分析し、人材の獲得競争が続くなか「2023年に需要が高まるIT職種トップ10」を発表しました。
この3年間でデジタルインフラの重要性は大きく高まり、あらゆる企業にとって不可欠なものとなっています。このため、世界中でIT人材の需要が供給を上回り続けており、IT関係の求人が急増しています。
人材市場を世界的に牽引しているヘイズは、最新の採用動向の分析やクライアント企業の採用職種の調査を行い、2023年に高い需要が見込まれるIT職種トップ10を選出しました。
2023年に需要が高まるIT職種トップ10 概要
- ITに関するハードスキル以外に、プロジェクトを統括し、知見を提供できる人材の需要も高い
- 世界中でデジタルトランスフォーメーション(DX)やイノベーションが進むなか、開発者・エンジニアが求められている
- 企業は変化に対応する時間はあったが、変革は依然続いており、このプロセスをマネジメントできる人材が必要とされている
ヘイズでグローバル・ヘッド・オブ・テクノロジーを務めるジェームズ・ミリガンは、2023年に高い需要が見込まれるIT職種について「企業は、関係者全員と連携しながら、プロジェクトのマネジメントができる人材を必要としています。今回のトップ10のなかにはハードスキルを必要とする職種は言うまでもなく、ソフトスキルや戦略の全体像の把握を求められるものも含まれています」とし、以下のように続けました。
「技術的な知識をもつ人材はまだまだ需要があります。開発者・エンジニアは、社内外で使用する製品の設計や構築を行うでしょう。DevOpsエンジニアも、カバーできる範囲が広いことから高い需要があります。また、企業はデータを抽出し、ビジネスに知見を提供できる人材も必要としています。多くの人材は成長や変革の環境で働くことになるため、今後求められるスキルとしては適応力ならびにアジリティ(俊敏性)が重要です」。
また、グローバル版と日本版を比較すると、顕著な違いが見られます。グローバルでは、ビジネスアナリストやプロジェクトマネージャーなど、ソフトスキルを必要とされる職種への高い需要が見込まれています。一方、日本では、より専門的なスキルへのニーズが高まっています。特にエンジニアは全般的に需要に対して人材が不足しており、グローバル版と比較してハードスキルが求められる傾向が強いといえます。
2023年に需要が高まるIT職種トップ10<日本版>
- サイバーセキュリティマネージャー
- クラウドエンジニア
- データアナリスト/データサイエンティスト
- Java開発者
- ITプロジェクトマネージャー(DX)
- ソフトウェアエンジニア
- データエンジニア
- DevOpsエンジニア
- 情報セキュリティ/リスクマネジメント
- ビジネスアナリスト
1. サイバーセキュリティエンジニア
脅威の検知や、社内外のデータ損失を防ぐ新しいセキュリティツールの導入・運用など幅広い業務を担当。現在、世界中でサイバー脅威が増加しており、大規模なハッキングを受けた企業のレピュテーションリスクの観点から、あらゆる企業にとって重要な職種に。
2. クラウドエンジニア
AzureやAWS、Google Cloudなどの製品やサービスを使用し、社内や顧客のためにデータやアプリケーションの可用性や拡張性を高めるクラウドソリューションの構築・管理を行う。
3. データアナリスト/データサイエンティスト
エンジニアから提供される情報をもとに、問題解決や知見の提供を行う。経験や資格のある人材の需要は高い一方で、需要が供給を上回っているため、さまざまな学習の機会が存在。
4. Java開発者
Javaは、ソフトウェアエンジニアがよく使用するプログラミング言語の1つ。Javaに精通した人材には、スタートアップから多国籍企業まで、多くのチャンスが。
5. ITプロジェクトマネージャー(DX)
「2022年に需要が高まるIT職種」で1位。企業がDXを進めるなかで、現在も需要の高い職種のひとつ。優れたコミュニケーション能力やリーダーシップが必要。
6. ソフトウェアエンジニア
企業のためにさまざまなシステムやアプリケーションを設計・開発。
7. データエンジニア
データを加工し、しかるべき状態で分析を提供できるシステムを構築。
8. DevOpsエンジニア
数あるIT職種のなかでも、幅広い職務を担当。開発者や運用担当者と協力し、新しい製品の構築や運用を行う。
9. 情報セキュリティ/リスクマネジメント
企業が日本またはグローバル本社の規制基準を満たせるように、情報セキュリティやITリスクマネジメントに関わるポリシーやフレームワークの作成・管理を行う。
10. ビジネスアナリスト
企業は、要件を収集しトレンドを見極められる人材を求めている。正式な資格を持っていなくても、実務経験のあるバイリンガル人材であれば、採用に至る可能性も。
2023年に需要が高まるIT職種トップ10<グローバル版>
- ビジネスアナリスト
- プロジェクトマネージャー
- NET開発者
- データアナリスト
- Java開発者
- ソフトウェアエンジニア
- データエンジニア
- DevOpsエンジニア
- スクラムマスター
- チェンジマネージャー
ヘイズでは、専門分野に精通したコンサルタントが転職や採用をサポート。生涯にわたるパートナーとして、市場動向やニーズに基づき、ビジネスやキャリアアップを支援しています。目の前の課題解決から未来の計画立案まで、ヘイズにご相談ください。
ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(ヘイズ・ジャパン)について
ヘイズの日本法人として2001年に東京で設立されたヘイズ・ジャパンは、3つの国内拠点(東京本社、大阪支店、横浜支店)を有する人材コンサルティング会社です。15の専門分野(経理・財務、金融、ファイナンステクノロジー、デジタルテクノロジー、マーケティング・デジタル、人事、IT、保険、法務、ライフサイエンス、事務、不動産、営業、サプライチェーン、製造業)に精通した経験豊富なコンサルタントが、「正社員紹介」「契約・派遣社員」「採用アウトソーシング(RPO)」「ITソリューションズ(業務委託)」の4つのサービスを提供し、企業の人材採用と個人のキャリアアップを支援しています。 https://www.hays.co.jp/
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