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ボディとの一体感がたまらん!! キャンプはジムニーの屋上で……老舗ショップが作ったジムニー専用テントがヤバい - ベストカーWeb

 画期的なジムニー用ルーフテントが登場した。静岡の老舗自動車ショップ「カマド」が発売した「キャノティエJ3」がそれ。いったいなにがすごいのか、その全貌を紹介しよう。

文/ベストカーWeb編集部、写真/カマド自動車

■設計・デザインを手がけたのはあのムーンクラフト!

JB64/74ジムニー/ジムニーシエラ用ルーフテント「キャノティエJ3」

 車中泊の盛り上がりを受けて、クルマの屋根に取り付けるルーフテントが注目を集めている。車内を改造することなく快適なベッドスペースが作れる点は非常に魅力的なのだが、重心高が上がってコーナリングが不安定になったり、風切り音がうるさくなるといった問題点も抱えていた。

 こうした悩みに挑んだのがカマドだ。もともとこだわりのジムニーパーツをリリースし続けてきた個性派ショップだが、今回はレーシングカーデザインで知られるムーンクラフトに設計・デザインを依頼し、「純正オプションじゃねえの?」というくらいフィット感ばっちりのJB64/74ジムニー/ジムニーシエラ用ルーフテントを発売してしまったのだ。

 なんといっても注目は、ジムニーのルーフと一体になったそのフォルム。格納時の姿は一瞬ルーフテント装着車であることを忘れてしまうほどだ。それもそのはず、開発にあたってはジムニーのルーフ形状を三次元スキャナで計測し、その凹凸にピッタリと合う台座を作り上げたというのだから頭が下がる。これなら走行時の風切り音が気になることもないだろう。

 でもすごいのはそれだけじゃない。肝心のテントの展開もチョー簡単なのだ。基本的な展開作業はボディ後方にある2つの留め具を外し、ルーフ部分を跳ね上げ、オーバーハングする床部分を引き出すだけ。ルーフ部分は油圧ダンパーとリンケージで開くので、力もいらない。ルーフテントが初めてという人が作業しても、1分もかからずに設営が完了するだろう。

 カマドが手がけただけあって、各部の作りにも不安はない。雨風にさらされるアウター部分はFRA(強化樹脂アクリル)製で、軽量ながらも耐候性・耐久性に優れる。テント生地にはダイビングのウェットスーツにも使用されるネオプレーン生地を使っているから、遮光性や保温性もバッチリだ。もちろんテント内の広さも十分以上。展開サイズは長さが2100mm、幅が1120mm、高さが970mmだから、身長180cm級の人でも足を縮めることなく横になれる。

 ジムニーの人気は今さら言うまでもないが、車中泊という点では空間確保に悩んでいた人は多いはず。ルーフテントがあればこの問題が一気に解決するだけに、「キャノティエJ3」は検討に値するアイテムといえる。価格は77万円(取付費込)で、今のところ静岡県御殿場市にあるカマドの店舗においてのみ取り付けを行っているそうだ。

【JB64W/JB74W 専用ルーフテント「キャノティエJ3」仕様】
・展開サイズ:長さ2,100mm×幅1,120mm×高さ970mm 重量45Kg
・付属品:伸縮式ハシゴ、フロアシート、ウレタンマット、各々専用ケース付
・価格:本体価格(取付費込)   ¥770,000(税込) 
※カマド自動車(静岡県御殿場市)での取付が必須となります。

【画像ギャラリー】テント展開も簡単。キャノティエJ3のディテールをチェック!(8枚)

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