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中国の優遇政策継続「企業の自信高める」 ブラジル・バーレ渉外担当 - AFPBB News

【4月18日 Xinhua News】ブラジルに本社を置く鉱山大手バーレの渉外担当責任者グスタボ・ビスカシ氏はこのほど、新華社記者の書面インタビューに応じ、一時的な租税・費用優遇政策の一部の実施を延長・調整し、ビジネス環境の改善を続けると中国政府が決定したことについて、発展への企業の自信を高め、企業のイノベーション活力を引き出し、経済を質の高い発展へと導くのにプラスに働くと評価した。

 ビスカシ氏は、中国は世界第2位の経済大国で、エネルギー、金属、農産物などのコモディティー(商品)に対する巨大な需要があると指摘。世界で最も成長性の高い内需市場もあり、新たな発展枠組みの構築加速に伴い、大きな成長力を顕在化させるだろうとし、同社は中国の経済発展の先行きを楽観していると述べた。

 租税・費用優遇政策については「バーレが利益を受けるだけでなく、全業界にとっての好材料になる。中国内外の産業チェーンやサプライチェーンの強靱(きょうじん)性や安定性を高めることにもなり、世界経済の回復を前進させる効果を持つ」と見解を示した。

 ビスカシ氏はまた、中国はバーレにとって最大の市場であるだけでなく、採鉱、インフラ、物流などの分野の数々の設備やサービスの重要な供給国でもあると指摘した。同社は2015年から、中国沿岸部の十数の港湾と協力し、鉄鉱石の港湾倉庫を立ち上げている。中国は物流企業のコモディティー倉庫用地に対する都市部土地使用税の半減政策を27年末まで延長したことは、バーレに実益をもたらし、中国の港湾でのバーレの鉄鉱石保管コストの低下につながるとした。

 同氏はさらに、企業の研究開発をめぐる中国の最新の租税・費用優遇政策は同社の中国での協力パートナーにもメリットをもたらすと評価。「中国企業が新政策の励ましとサポートの下、ゼロカーボン設備製造分野で研究開発を強化するよう期待している。中国のパートナーとの持続可能な採掘や低炭素ソリューションの分野での提携には大きな将来性があると信じている」と強調した。(c)Xinhua News/AFPBB News

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