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大谷だけじゃない!コスパとタイパを追求して進化した〝二刀流 ... - @DIME

ドウシシャ『甘熟焼き芋&BIGオーブントースター OTX-111』

 トースターでもあり、ホットプレートにもなるAINXのトースターグリルなど、今冬リリースの調理家電は、日常使いの家電に全く別の調理機能を合体させ、2つの役割を持たせた〝二刀流 〟が増加中。マルチ家電も多く存在する中、なぜ今、二刀流なのか。暮らしに役立つ家電情報を日々発信する〝家電王〟こと東京電力エナジーパートナーの中村剛さんに進化の法則を聞いた。

「二刀流調理家電は日本の家電業界の閉塞感の中から生まれたと思われます。新製品を出したいが、開発費に多大なコストをかけられない。となれば、既存技術をもとに新しいモノを生み出す発想力が必要になる。焼き芋メーカーをヒットさせたドウシシャが、その強みを生かして簡単に本格的な焼き芋が焼けるトースターを作るなど、得意分野をうまく組み合わせて、合理的な商品を出していますね」

 コロナ4年目、自宅で調理する人が圧倒的に増えたことも二刀流が求められる要因のひとつだ。

「マルチ家電はレシピブックが付属していても、使いこなせる人はそう多くない。大きな機能を2つくらいに絞ったほうが、ユーザーも使い方を想像しやすいんです」

 調理機能がひとつ増えるだけでも一石二鳥のお得感があり、省スペースでありながら自炊のバリエを増やすことができる。自炊が増えると目の前で調理する臨場感や楽しさが重要視されるので、調理中の様子が見られるブルーノのケトルやAINXの変形するトースターなど、設計のユニークさやデザイン性に優れる点も購買意欲を後押ししている。合理的で食の楽しみもかなえる調理家電、今後も新たな〝二刀流〟の誕生に期待したい。

10万台以上売れた焼き芋メーカーのノウハウを活用

焼き芋

ドウシシャ『甘熟焼き芋&BIGオーブントースター OTX-111』

ドウシシャ『甘熟焼き芋&BIGオーブントースター OTX-111』1万1800円

食パンが4枚入る大きい庫内で日常使いに大活躍。さつま芋を密閉して熱を均一に通す「甘熟焼き芋ケース」を付属し、手間なく本格的な焼き芋が作れる。●サイズ/W345×D340×H230mm、重さ4kg(受け皿、芋ケース除く)

ドウシシャ『甘熟焼き芋&BIGオーブントースター OTX-111』

〈二刀流POINT〉
甘熟焼き芋ケースは野菜や肉料理の調理にも重宝する。「ヒット商品の焼き芋メーカーをトースターに進化させ、ターゲットを大きく広げました」(中村さん)

ドウシシャ『甘熟焼き芋&BIGオーブントースター OTX-111』

火を使わずに簡単調理できる湯沸かし+αの便利ケトル

電気ケトル

ブルーノ『温度調節マルチケトル』

ブルーノ『温度調節マルチケトル』1万3200円

茶こしつきでティーポットにもなるケトル(湯沸かし)機能に、ゆで卵や温泉卵、チョコレートの湯せんなど簡単調理機能をプラス。ガラス窓から調理中の様子もわかる。●サイズ/W185×D168×H253mm(電源ベース含む)、重さ1.2kg

ブルーノ『温度調節マルチケトル』

〈二刀流POINT〉
たまごホルダーや茶こしなど付属品を装着して機能を切り替え。「鍋で卵をゆでるより省エネ。口が広く、卵を取り出しやすい構造もいいですね」(中村さん)

トースターが180度開閉しホットプレートに変形!

オーブントースター

AINX(アイネクス)『スマートトースターグリル』

AINX(アイネクス)『スマートトースターグリル』2万4970円

通常はオーブントースターで、本体上部(フタ部分)を180度開閉するとグリル調理も可能なホットプレートに。付属の4種のプレートで焼き肉やたこ焼きもOK。●サイズ/W410×D260×H200mm(トースターモード)、重さ5.2kg

AINX(アイネクス)『スマートトースターグリル』AINX(アイネクス)『スマートトースターグリル』

〈二刀流POINT〉
変形ロボのように形を変えて役割をチェンジ。「トースターを本気で開発しているメーカーはやらない、新発想の家電です。省スペースも◎」(中村さん)

取材・文/嶺月香里

※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2023年1月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。

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