ファントム(Fantom)ブロックチェーンは、ブロックスペースの需要増加を促進するために、ネットワークを利用してガス料金(取引手数料)に貢献するプロジェクトに報酬を与えると、開発者が5月28日にツイートした。
対象となるアプリケーションには手数料の15%が報酬として支払われ、開発者に少しばかりの臨時収入を提供することになる。
これは「dAppガス収益化プログラム」と呼ばれる計画的な動きの一部であり、今年初めにコミュニティのガバナンス投票で承認されている。
その提案は、より多くのネットワーク料金をファントム上で構築されるアプリケーションに直接振り向けるために、ファントム(FTM)のバーンレートを下げることを求めていた。それが可決された今、ファントムのバーンレートを20%から5%に下げ、15%の削減分をアプリケーションへ振り向けることになった。
この還元は、需要のあるアプリケーションへの報酬として、開発者の確保やファントムのネットワークインフラ維持に貢献するとされている。
ガスとは、ブロックチェーンユーザーがそのブロックチェーンのネイティブトークンで支払う手数料の一種で、今回の場合はファントム(FTM)を指す。ファントムの手数料は、トランザクションごとに数セントだが、時間の経過とともにかなりの額になり、それはファントムベースのプロジェクトの利用者が負担することになる。
データによると、実施からわずか数時間で、すでにマネタイズプログラムの恩恵を受けているプロジェクトもあるようだ。
クロスチェーンブリッジのStargate Financeは8300FTM、記事執筆時点の価格でちょうど2600ドル強、分散型取引所(DEX)のSpookySwapは978FTM、つまり300ドル強の利益を得た。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Fantom Will Pay Back 15% of Token Fees to Some Projects
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