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債務上限問題が迫る米国 金融市場に不安広がる中、円安はどこまで続くのか? - トウシル

今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは139.10

 ↓下値メドは137.60円 

WFH:柔軟な仕事スタイルは、女性の社会参加と生産性向上を広げる
銀行破綻:メスター総裁「金利リスクを管理するのは銀行業務の基本」
雇用市場:実質賃金が大幅なマイナスである状況を「過熱」とは言わない
インフレ:商品に対する需要低下の原因のひとつは、サービスの需要拡大にある
カナダ:住居費関連のインフレが低下傾向:米国とは対照的 

市況 

 5月22日(月曜)週明けのドル/円は「円安」。

 24時間のレンジは137.49円から138.69円。値幅は1.20円。 

 2023年101営業日目は137.93円からスタート。東京時間昼前に137.49円まで下げるが、先週金曜日の安値(137.41円)を抜けないまま、大きく反発。

 ドル買いが強まるなかでNY市場になって138円台に乗せると、未明には138.69円まで上昇してこの日高値をつけた。もっとも、前週金曜日の高値137.72円には届かなかった。終値は138.59円(前日比+0.62円)。結局この日は、先週金曜日のレンジを上下いずれにも抜け出すことはできなかった。

 1カ月後のFOMC(米連邦公開市場委員会)に向けて、FRB(米連邦準備制度理事会)高官が精力的に発言している。6月の会合で、利上げを実施するか、あるいは見送りするかについては、考えの違いがあるようだが、基本的なスタンスは、雇用統計やCPI(消費者物価指数)など、次回会合前に発表される経済データを見てから判断するというものだ。

 しかし、利上げを巡り共通しているのは、ペースは今後減速するかもしれないが「終了ではない」。マーケットでは、6月は見送り後、7月に再利上げという見方が増えている。同時に、一時は主流だった7月利下げの予想は消えつつある。これがドルを売り難くしている要因だ。もっとも、今後発表される経済データ次第では、方向が逆転する可能性もある。

 米債務上限問題の期限が迫っている。バイデン大統領とマッカーシー下院議長などは協議を続けているが、まだ合意には至っていない。債務上限の協議は所詮「政治ショー」と考えるマーケットは、あまり本気で心配してない。とはいえ、6月1日のXデーが迫り、今週中にまとまらなければソワソワすることになるだろう。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

レジスタンス:
138.69円(05/22)
138.72円(05/19)
138.75円(05/18)

サポート:
137.49円(05/22)
137.41円(05/19)
137.28円(05/18)

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

レジスタンス:
1.0831ドル(05/22)
1.0848ドル(05/18)
1.0873ドル(05/17)

サポート:
1.0796ドル(05/22)
1.0760ドル(05/19)
1.0745ドル(03/27)

主要指標 終値

出所:楽天証券作成

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