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独サービスPMI6月改定54.1に低下 需要回復が失速 - ロイター (Reuters Japan)

 7月5日発表の6月のドイツのHCOBサービス部門PMI改定値は54.1に低下した。写真はフランクフルトで2018年9月撮影(2023年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[ベルリン 5日 ロイター] - 5日発表の6月のドイツのHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は54.1に低下した。

このところの需要回復が失速した。好不況の分かれ目となる50は大幅に上回った。5月は13カ月ぶり高水準の57.2だった。

ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は、PMIの低下は予想外ではないと指摘。フランス、イタリア、スペインではすでに1カ月前から失速が見られていると述べた。

「昨年半ばに始まった製造業の需要減少が、ある時点でサービス業に傷跡を残すことも避けられない」と述べた。

企業の楽観度は5月から低下したものの、依然として総じて今後の成長を予想している。

人員の採用は前月を小幅に上回っており、企業の間に一定の自信が窺えるという。

ただ、サービス業と製造業を合わせた6月の総合PMIは5カ月ぶり低水準の50.6。5月は53.9だった。

同氏は「ドイツは昨年第4・四半期に始まった景気後退の継続を恐らく免れるだろう。だが、今年下半期に再び景気後退に陥るリスクが高まっている」と述べた。

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