中国からの団体旅行解禁 観光客増加に期待 一方で人手不足で不安も ... - TBS NEWS DIG Powered by JNN

コロナ禍以来、制限してきた中国人の日本への団体旅行が8月10日、解禁されました。

外国人観光客が回復傾向にある河口湖の宿泊施設はさらなる需要の増加に期待を寄せる一方、不安も覗かせます。

中国政府は8月10日、日本への団体旅行を3年半ぶりに解禁しました。

山梨県富士北麓地域は外国人観光客が回復傾向にあり、河口湖の宿泊施設は、個人より費用が安い団体旅行の解禁の効果に大きな期待を寄せています。

富士河口湖町観光連盟　山下茂代表理事：
コロナで中国国内に閉じこもっていた人たちが出てきますから、すごい勢いになると思う。

山下茂代表理事：
コロナの時に損したものが今年度か来年の春くらいまでに回収できると思う。一方、不安もあります。

旅行需要が高まる中、観光業の深刻な人手不足が解消されていないのです。

山下茂代表理事：
観光業の気遣いは普通ではない。お客様で体の具合が悪い人がいたりお酒を飲んで大騒ぎをする人もいたり、そういう人の対応をするのは非常に気配りが大変、（接客から離れて）工場で働くと楽になる。だから戻ってこない。

ツアーの企画から予約を踏まえると、本格的に団体旅行が始まるのは2023年10月ごろと見込まれています。

受け入れ態勢が整わないと、観光客のマナーの問題などで住民の生活に悪影響が及ぶオーバーツーリズムになりかねず、観光業者は、中国の団体旅行解禁に伴う対応が迫られています。

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