同校は1923(大正12)年、1町7村組合立の下館商業学校として創立。28(昭和3)年に県立下館商業学校となり、49(同24)年に現校名となった。
完成したモニュメントの題名は「翔(しょう)」。縦横約1メートル、高さ2・4メートルの石碑で、台座の上に3体の像が配置されている。
デザインしたのは舘野弘さん(72)。下館一高の卒業生で、現在は非常勤講師として美術の指導に携わる。3体の像のうち、1体だけ表面などを加工せずに「未完成」とした理由について「人はみんな同じ速さで成長していくわけではない。時間をかけて成長する生徒もいる。それでいいんだよと、励ましのエールを送るつもりで作った」と語る。
実行委は昨年6月に発足し、同窓会やPTA、生徒会、教職員で構成。これまでモニュメントや記念誌、記念DVDの企画、グラウンドの夜間照明設置などに取り組んできた。11月5日には記念式典を体育館で開き、記念講演や生徒のダンスパフォーマンスなどで節目を祝う。
今月10日にモニュメントの除幕式があり、林広明実行委員長(77)や奈良校長ら約40人が出席した。生徒代表であいさつした3年の飯島麻加さん(18)は「下館一高は、このモニュメントと一緒に歩んでいくことになる。100年の歴史を乗り越え、これからの歴史をきっと支えてくれる」と述べた。
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