[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は17日、インフレ圧力が低下する中で景気が減速している兆候が見られることから、米連邦準備理事会(FRB)には次回の金融政策を決定するまでに時間がまだあると述べた。ワシントンで開催された不動産関連の会議で演説した。
バーキン氏は「インフレの道筋はまだ明確でない」ものの、個人的には「多くのデータが伝えるよりも、需要正常化への道筋がはるかに進んでいる兆候を目にしている」と述べた。
このため、これまでの利上げで十分か、それとももっと利上げが必要なのか、FRBには見極める時間があるとした。
バーキン氏は現場でのヒアリングの結果、需要が軟化し「労働市場の一部ではより良いバランスになりつつある」との見解を得ていると述べた。また、賃金上昇圧力は緩やかになっているとした。
また、景気後退があり得るとしても、深刻なものになるとは限らないとの見通しを示した。多くの人々が景気後退を予測し、それに備えてきたとみられるためという。
その上で、FRBの政策は、中東情勢などFRBがコントロールできない出来事に左右されることもあると警告した。
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