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マクセルが商用車向けHUD第2弾、「物流の2024年問題」に商機 ... - ITpro

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 商用車向けのHUD(ヘッド・アップ・ディスプレー)は需要がある――。マクセルはそう予測し、商用車用途でガラスに投映可能な「Bright Mirror Display(以下、BM-Display)」を開発した。商用車搭載可能HUD としては、2022年に同社が開発した「T-HUD」に続いて第2弾となる。2024年度の量産を目指し、運送会社と機能や投映情報の調整をしている。

BM-Display(左)とフロントガラス投映時(右)

BM-Display(左)とフロントガラス投映時(右)

(写真:日経Automotive)

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 同開発品は容積約1.3L、質量約1kgと小型・軽量にした。先代のT-HUDの3割程度の容積に納めた。ダッシュボード内に搭載し、フロントガラスに速度や位置など運転に必要な情報を投映する。店舗やアミューズメント施設のガラスへの投映も想定しているが、まずは商用車向けに商品化を進める。

BM-DisplayとAR-HUD、T-HUDのスペック比較

BM-DisplayとAR-HUD、T-HUDのスペック比較

いずれもマクセルの開発品。(出所:マクセルの資料を基に日経Automotiveが作成)

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 同開発品は既存の商用車に後付けで設置する。同社新事業統括本部設計部担当部長の三沢昭央氏は「既存のトラックを継続して利用する運送会社が多く、電動化の流れがあるとはいえしばらくはこの状況が続くだろう」とみる。そこで、車種を問わず搭載できるように後付けとした。

 小型化に当たって、同社のこれまでのディスプレー事業の知見を生かし、高効率のバックライトを用いた。HUDの光源であるLEDから出る光の制御を見直し狭拡散角にした。これによりLEDの数を増やすことなく最低限の光源で、熱の発生を小さく抑えながら高輝度に投映するという。

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