中部空港(愛知県常滑市)で貨物機の発着が増えている。今夏以降は過去最多の水準に。どうしてか? やはりコロナ禍が影響していた。
滑走路や駐機場を間近に見ることができるスカイデッキ。旅客機の向こうに、機体が黄色や窓がない貨物機が並んでいる。
ポーラーエアカーゴやカリッタ航空などの運航による国際貨物便は、今年8月に週58便と2005年の開港以来の最多を記録。以後、9月は週59便、12月計画でも週54便と高水準の便数が続く。コロナ禍直前の19年は30便未満だった。
中部空港会社によると、輸送される荷物は主に自動車や電機の部品など。コロナ禍以前は、積載量10トン程度の貨物スペースを抱える旅客機も使って運ばれていた。そのため50~100トン超の積載量がある貨物機への需要はあまり高くなかった。
それがコロナ禍で一転した。一時は国際線の旅客便はゼロになった。12月計画で週236便と19年当時の半分程度にとどまる。使われる旅客機も小型化が進んだため、貨物機による輸送が進むようになった。
空港会社の広報担当者は「旅客便は回復しつつあるが、ネット通販の利用増に加え、空港の地理的な有利さもあるので、貨物機の需要は今後も続くのではないか」とみている。(臼井昭仁)
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