フェイスブック本社の「いいね!」サイン
Photo: john g mabanglo/Shutterstock米フェイスブックが25日発表した7-9月期(第3四半期)決算は売上高の伸びが鈍化した。同社はアップルによるアプリの個人情報保護ルールが引き続き先行き不透明感をもたらしていると警鐘を鳴らした。
アップルは4月、ユーザーに追跡を希望するか否か確認することをアプリに義務付けた。それ以降で初の完全な四半期決算となった今回、フェイスブックの主要な収益源である広告収入の成長は鈍化した。アップルのルール変更により、広告主は適切な対象に向けて広告を打ったり、広告効果に関する情報を得たりすることが困難になった。
フェイスブックはこの日、財務報告の構造を変更し、拡張現実(AR)およびバーチャルリアリティー(VR、仮想現実)の製品・サービスを含む「フェイスブック・リアリティー・ラブズ(FRL)」を分離すると発表。これにより同部門の決算は、旗艦の「フェイスブック」プラットフォームを含むコア事業部門とは別の単体決算となる。フェイスブックはFRLへの投資により、2021年の総営業利益が約100億ドル減少するとの見通しを示した。
7-9月期の売上高は前年同期比35%増の290億1000万ドルに達したものの、ファクトセットがまとめたアナリスト予想の295億6000万ドルには届かなかった。前年比の増収率は4-6月期の56%、1-3月期の48%をいずれも下回った。
純利益は17%増の91億9000万ドル、1株利益は3.22ドルだった。月間ユーザー数は35億8000万人と、前年同期から12%増加した。
フェイスブックは「アップルのiOS 14の変更による継続的な逆風」などを考慮し、10-12月期の売上高が315億~340億ドルになるとの予想を示した。
あわせて読みたい
Copyright ©2021 Dow Jones & Company, Inc. All Rights Reserved. 87990cbe856818d5eddac44c7b1cdeb8
フェイスブック、7-9月期は売上高の伸び鈍化 - Wall Street Journal
Read More
Bagikan Berita Ini
0 Response to "フェイスブック、7-9月期は売上高の伸び鈍化 - Wall Street Journal"
Post a Comment