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老舗出版社が売上高過去最高 英語教材が貢献 - 中日新聞

小学校高学年向けに開発した英語のテストやドリルなどの教材=羽島市江吉良町江中の文渓堂岐阜本社で

小学校高学年向けに開発した英語のテストやドリルなどの教材=羽島市江吉良町江中の文渓堂岐阜本社で

 新型コロナウイルスの影響で業績が低迷する企業が目立つ中、教材出版「文渓堂」(羽島市)は二〇二一年九月中間決算で、いずれも過去最高の売上高八十七億円、純利益十三億円となった。業績の底上げに貢献したのが、二〇年度から小学五〜六年生の正式教科となった英語の教材。創業百二十年を超える老舗企業が、時代に合わせたドリルやテストの開発に工夫を凝らす。 (池内琢)

 一九〇〇(明治三十三)年創業の文渓堂が、英語の教材開発に取り組み始めたのは二〇一六年ごろ。文部科学省の方針に基づき、小学校の英語は文法を習うのではなく、「聞く」「話す」といったコミュニケーションが重視されている。

 前例のない教材作りに試行錯誤し、例えば、ハンバーガーやイヌ、ネコなどの絵を見て、耳で聞いた英語と絵が一致するかどうかを選ぶような内容にするなどした。編集本部長の杉野幸男さん(54)は「子どもたちが英語を食わず嫌いにならないように、イラストを多用し、分かりやすさを追求した」と振り返る。

 小学校の教材作りに精通する強みを生かし、七つの英語教科書にそれぞれ対応したドリルやテストを開発。外国語指導助手向けの手引書も作るなど、教育現場の細...

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