平井知事は、兵庫県の斎藤知事とオンラインで会談し、赤字となっているJR西日本の地方路線の維持へ向けて、JRや国へともに働きかけていくことを申し合わせました。
JR西日本は4月11日、利用者が特に少なくなっている、鳥取県内の山陰線と因美線の区間を含む17路線、30の線区の赤字額を公表し、バス路線への転換なども含めた議論を、沿線自治体などと加速させる意向を示しています。
これを受けて、平井知事は14日、兵庫県の斎藤知事とオンラインで会談しました。
この中で平井知事が「交通弱者の通学や通院といった需要もある。国にも地域交通について、一定の責任を持ってもらう必要があるのではないか」と述べたのに対し、斎藤知事は「地域にとって不可欠な公共交通であり、赤字か黒字かという議論だけが先行するのは望ましくない」と述べ、連携して路線の維持を求めていくことで一致しました。
その上でJR西日本に対し、地域交通の重要性について理解を求めていくことや、国に対し、地方路線の維持に向けた積極的な関与と支援を働きかけていくこと、さらに連携してJRの利用促進や、利便性向上に向けた取り組みを進めることを申し合わせました。
県は5月以降、JRの利用促進に協力する企業に対し、1社あたり10万円の奨励金を出す「乗って残そう県民運動」を始めるなど、地方路線の存続に向けて、行政と民間が一体となって取り組んでいきたいとしています。
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