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石油化学=7月11~15日:キシレン系が急落、需要の悪化で|週間サマリー|マーケットニュース|マーケットニュース - リム情報開発

【アロマティクス】

 北東アジアの芳香族製品相場は大幅に続落した。原油相場が一段安となったことを受けた。加えて、ミックスキシレン(MX)は米国向けのアービトラージが閉じたことも、大きく水準が切り下がる要因となっている。またパラキシレン(PX)はMX安に加え、中国でのPTA先物相場の急落に下押された。中国では新型コロナウイルスの感染を受けて、川下のポリエステルの製造に影響が出ているとの観測がありPXPTAの需要減退の懸念が高まっている。

【オレフィン】

 北東アジア着のエチレン相場は、需給の緩和感から弱含んだ。供給面では、多くのエチレンメーカーが減産を行っているものの依然として供給に潤沢感があり、売り圧力が強い。需要面では、多くの誘導品の採算が悪化していことから、エチレンに対する需要は低迷している。これまで比較的採算性が良好とみられていた塩化ビニル樹脂(PVC)の相場も、このところは下げ基調となっている。週半ばには8月に中国に到着するカーゴが870ドルで成約された。

 アジアのプロピレン市場は全般的に静かな商況となった。

 アジアのプロピレン市場は、誘導品であるポリプロピレン相場が軟調に推移、需要家の買い気が乏しい。一方、売り手は持っているスポット玉が少ないため、販売を急いでいない。しかし、東南アジア品の供給に潤沢感があるうえ、原油市況が一時の高値から下落しており、相場の基調は弱いまま。

 アジアのブタジエン市場は引き続き軟調となった。

 アジアのブタジエン市場では、複数の誘導品メーカーが減産を実施しており、ブタジエンの対する需要が弱い。一方、東南アジア品の供給に潤沢感があるなか、需給に緩和感がある。

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