アマゾンのクラウド部門、チリはじめ中南米地域に投資拡大へ＝幹部 - ロイター (Reuters Japan)

ロイター編集

　７月２７日、米アマゾン・ドット・コムのクラウドコンピューティング部門、アマゾン・ウェブ・サービス（ＡＷＳ）中南米担当幹部のハイメ・バレス氏は、ロイターに対し、今後もチリや他の中南米地域での事業拡大を続けられるとの期待を示した。写真はＡＷＳのロゴ。チリのサンティアゴで２０１８年９月撮影（２０２２年　ロイター／Ivan Alvarado）

［サンティアゴ　２７日　ロイター］ - 米アマゾン・ドット・コムのクラウドコンピューティング部門、アマゾン・ウェブ・サービス（ＡＷＳ）中南米担当幹部のハイメ・バレス氏は２７日、ロイターに対し、今後もチリや他の中南米地域での事業拡大を続けられるとの期待を示した。

同社はこの日、チリの首都サンティアゴで２億５００万ドル規模のデータセンターをつくるため、環境規制上の認可を得る手続きを始めたと発表。中南米地域では以前からのブラジルとコロンビアに加え、昨年にアルゼンチンとチリでもグローバルＡＷＳ網との接続を開始している。今年からこの４カ国を対象にインフラやストレージ機能やデータベースサービスを提供する「ＡＷＳローカルゾーン」事業を始める計画。

バレス氏は「顧客の需要がある限り、需要を満たす必要がある限り、われわれはチリへの投資を増やし、物理的にも事業を拡張するつもりだ」と述べた。中南米地域では小売企業や銀行と協業し、チリでは特に小売りなどの大手企業のほか、仮想警察署など行政機能向けにサービスを提供しているという。今後は小規模な新興企業向けに金融やテクノロジー分野での支援サービスをしていきたいとした。

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