政府の観光需要の新たな喚起策、「全国旅行支援」が11日から始まりました。
新型コロナで打撃を受けた、県内の観光需要の回復に期待が集まっています。
11日から東京都を除くすべての道府県で始まった「全国旅行支援」では、交通機関の利用がセットになった宿泊旅行では、1人1泊当たり最大で8000円、宿泊のみの利用や日帰りの旅行でも、1人最大で5000円を上限に、いずれも料金の40%の割り引きを受けることができます。
さらに、旅先の土産物店や飲食店などで利用できるクーポン券が、平日は3000円分、休日は1000円分が発行されることになります。
JR高松駅近くにあるホテルでは「すでに取っている予約分も支援の対象になるのか』などといった問い合わせが相次いでいて、11日朝からスタッフが対応しているということです。
ホテル側によりますと、予約も殺到していて、宿泊を管理するシステムがパンク状態に陥ったということです。
JRホテルクレメント高松の山田耕三宿泊部長は「以前あった『GO TOトラベル』と同じくらいの影響があると予測しているので、低迷している観光需要回復の足がかりになると思っています。十分期待しているというのが正直な本音です」と話していました。
また、高松市の大西市長は11日の記者会見で「より多くの観光客が高松市を訪れてもらえるのではないかと非常に期待を寄せている。コロナ禍で打撃を受け、厳しい状況にあった観光・交通事業者も制度のスタートに伴ってかなりの回復が見込まれ、観光をはじめとする産業の再生の起爆剤になるものと期待している」と述べました。
一方、新型コロナウイルスの水際対策も11日から大幅に緩和されました。
入国者数の上限が撤廃され、個人の外国人旅行客の入国も解禁されるなど、制限は、ほぼ、コロナ禍前の状態に戻ることになります。
具体的には、一日当たり5万人としていた入国者数の上限が撤廃されるとともに、ツアー以外の個人の外国人旅行客もおよそ2年半ぶりに入国が解禁されます。
アメリカ、韓国、イギリスなど、68の国や地域から観光などで訪れる短期滞在者のビザを免除する措置が再開されます。
地方の空港や港でも、順次、国際線の受け入れが再開される見通しで、高松空港でも高松と韓国のソウルを結ぶ定期便が、来月23日から運航が再開されます。
政府は、感染拡大が世界で最初に確認された中国・湖北省に滞在歴のある外国人などの入国をおととし2月に拒否して以降、さまざまな入国制限を行ってきましたが、ほぼ、コロナ禍前の状態に戻ることになります。
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