気に入ったゲームがあれば、その続編を望んでしまうのはごく自然な話。人気があればその望みが叶いやすいものの、必ず実を結ぶわけでもありません。欲する人が多い一方で、新たな展開のないまま月日を重ねる……そんな人気シリーズに迫ります。
今なら、世界規模での展開も狙えるのに!
今やすっかり定番の趣味のひとつになった「ゲーム」。家庭用ゲーム機の人気は相変わらずですし、普及が広がるスマホでも気軽に楽しめます。
時代に合わせて色々なゲームが生み出されてきましたが、そのなかでも特に支持される作品の多くはシリーズ化を果たし、何十年にもわたって展開しているものも少なくありません。商業的に利益が見込めるため、という背景もありますが、ファンの想いに応えたいという気持ちも大きな理由です。
しかし、ファンがどれだけ続編を希望しても、続編や新展開がないゲームも存在します。むしろゲームファンのそれぞれが、続編を希望するゲームがあると言っても過言ではないほどです。
ファンからの要望──つまり需要があるのに、続編が出ない人気作たち。数を上げれば文字通りキリがないほどですが、その一例として今回は、任天堂のゲーム機に登場した3作品に注目し、紹介します。
●ユニークなセリフ回しと、厳しくも優しい世界をもう一度!
今も根強い支持を集め、しかし続編が長年出ないシリーズと言えば、『MOTHER』を思い出す方も多いはず。シリーズと同名の1作目が発売されたのは、1989年のこと。時代的には、PCエンジンやメガドライブが台頭しつつも、まだスーパーファミコンが出ておらず、まだ現役だったファミコンに登場し、個性的なRPGとして注目を集めました。
当時はRPG黄金期でもあり、数多くの作品が登場。しかし、その多くは中世風のファンタジーをモチーフとしており、『MOTHER』のような現代劇はかなり貴重でした。ですが『MOTHER』の世界観は、単に現実を描写していただけでなく、不可思議なファンタジックさも内包。また登場人物も個性が色濃く、一度見れば忘れられない衝撃を与えてくれました。
さまざまな意味で唯一無二だった『MOTHER』は厚い支持を受け、1994年にスーパーファミコンソフト『MOTHER2 ギーグの逆襲』が登場。個性的で突飛なのに、なぜか親しみやすい雰囲気を見事に受け継ぎ、期待に応える続編としてこちらも名を馳せました。
しかしシリーズの動きは、ここで一度歩みを止めます。1作目と2作目がセットになった『MOTHER1+2』を挟んだものの、ナンバリング最新作の『MOTHER3』が発売されたのは2006年。前作から数えて、12年もの月日が経ちました。また、『MOTHER3』以降に完全新作はリリースされていません。
続編が出ない正確な理由は、ファンの側からは不明です。しかし、2015年に『MOTHER』がWii U向けのバーチャルコンソールソフトとして配信され、海外でもシリーズ1作目を遊べるようになりました(それまでは、『MOTHER2 ギーグの逆襲』が海外展開したのみ)。
この『MOTHER』のバーチャルコンソール化は、海外のゲームファンにとっても大きな話題となり、盛り上がりを見せました。海外でもそれだけの反響を持つシリーズなので、ぜひ世界展開も踏まえた続編を出して欲しいものです。
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